銀行の立場を理解する


中小企業は資金調達を銀行融資に依存しています。よって、資金調達を円滑に行うためには銀行に関して正しく理解しておく必要があります。

銀行は、商社、メーカーなどほかの株式会社と同様に、貪欲に利益を求める経済主体です。より多くの企業と長期継続的に取引し、金利収入だけでなく手数料収入など様々な収入を得るために活動しています。決して、産業育成の公共的な使命を担っていると考えるべきではありません。

銀行は、国民のお金を預かる権利を持っている代わりに、そのお金を安全に運用するように厳しく規制されています。2005年4月にペイオフが解禁され、なおさらその重みが増しています。

銀行は、金融機能(金融仲介機能、信用創造機能、決済機能)を担っているため、容易に破綻しないよう、自己資本比率の維持や信用維持を図るように厳しく規制されています。

銀行は他の株式会社と同様に、自行にメリットのある相手と取引することを望んでいます。銀行と取引するためには銀行にとってメリットのある取引先とならなければなりません。つまり、次の要件を充たす必要があります。

 ・ 銀行に様々な利益をもたらすこと
 ・ 安全な運用先であること
 ・ 銀行の健全な財政を傷つけないこと