財務戦略の考え方「財務戦略の策定プロセスに必要な機能」


財務戦略の策定プロセスには、現状認識の機能と試行錯誤の機能が必要です。

現状認識は、財務戦略の局面判断に欠かせません。総資本に対する資金力が足りなければ財務改善する局面であり、総資本に対する資金力に十分な余力があれば成長戦略を検討する局面です。その局面判断を正確に行うことが財務戦略を策定するプロセスの第一歩です。

局面判断の次にやるべきことは、目標の設定です。目標の設定には、前提条件を変化させたタラレバの試算・検討が欠かせません。目標を実現するための条件が易しすぎても厳しすぎても最適な目標とは言えません。野心的でありながら現実的な目標を設定するには、仮説と検証を繰り返す必要があります。

目標の設定と同時にやるべきことは、目標を実現するための計画を考えることです。計画のポイントは、営業政策や生産政策など様々な経営要素を最適に組み合わせてやることにあります。ここでも、前提条件を変化させたタラレバの試算・検討が欠かせません。