<せどりの経営管理塾 no.1> 開講のきっかけ


 皆さんは既にせどりを実践していることを前提に話を進めたいと思います。

 始めに、簡単な自己紹介をしたいと思います。私は広島の税理士です。なので、税務会計の専門家です。また、銀行取引に強い税理士です。資金調達のコンサルなどが得意です。そしてせどりを熟知した税理士です。実際にAmazonのアカウントを持ち、せどりを実践しています。もちろん、調査研究が目的ですから、顧問先と利益相反が生じないように細心の注意を払っています。

 私がせどりを知ったきっかけは、ある顧問先に出会ってからです。その方は創業間もないにもかかわらず、数千万円の売上を計上していました。しかもお一人でです。私は衝撃を受けました。今までの常識が通用しない事業モデルだったからです。

 そこで私は自ら実践してみることでこの事業モデルを調査研究してみようと思いました。アカウントを登録し、ネット情報を調べ、教材を買い、簡単なコンサルを受けました。そして継続的に売上と利益を計上することができるようになる頃には、この事業モデルの経営ノウハウに関する一定の知見を得ることができたのです。

 この事業モデルの魅力は何といってもわずかな初期費用で始められて、小遣い程度ならすぐに稼げるようになることです。必要なのは一歩を踏み出す勇気だけかもしれません。

 ただし、副業として毎月一定額の収入を見込むなら、ネット情報では得られないノウハウをコンサルから伝授してもらうのが近道だと思います。

 せどりのコンサルは「稼ぐノウハウ」を教えてくれます。これから事業を始める方にとって最も重要な情報であることに変わりありませんが、「稼ぐノウハウ」だけでは事業を維持・発展させるのは難しいかもしれません。

例えば、プライスターで価格調整している方は多いと思いますが、プライスターは売上・売上原価・粗利益の情報も提供してくれるので、業績判断のツールとしても利用しているのではないでしょうか。仮に、売上高 1,000万円、売上原価 800万円、粗利益 200万円という情報をプライスターが表示しているとします。さて、この事業は儲かっているでしょうか?

 粗利益で業績判断するのは早計です。販売費を勘定に入れなければなりません。Amazonの販売手数料は売上の8%~15%です。FBA手数料も別途かかります。さらに物流費やツールの利用料などの一般管理費も掛かります。その結果、粗利益がプラスでも営業損失となることは普通にあります。つまり、この事業は損をしている可能性すらあるのです。

 稼ぐためのツールになんでも頼ると業績判断を間違えることがあります。儲かるはずの仕入方針が実は損失を膨らませるやり方だった、なんてことにもなりかねません。「儲かっているはずなのになんで資金繰りが苦しいんだろう・・・?」そう思っている方は要注意かもしれません。

 せどりのコンサルはたくさんいますが、経営ノウハウを教えてくれるコンサルは私が知る限りいません。せどりは特殊な事業モデルです。経営管理で利用すべきツール、手法、考え方には特有のノウハウが存在します。

 私が「せどりの経営管理塾」を開講しようと思ったきっかけは、せどりに挑戦している皆さんにせどり特有の経営ノウハウを伝えたかったからです。もしこの投稿を100%理解したうえで実践すれば、必ずや目標とする利益を安定して稼げるようになることでしょう。

 これから何回かに分けてせどりの経営ノウハウを紹介したいと思います。充実した内容なので一読しただけでは理解が難しいかもしれません。繰り返し目を通していただければと思います。せどりに対する漠然とした不安が消え、経営管理のスタンスが定まることでしょう。いわば、経営者として第一歩を踏み出すことができるわけです。