<せどりの経営管理塾 no.5> 経営戦略を立てましょう


 経営戦略というと難しく聞こえますが、要は意図的に稼ぐための作戦のことです。例えば次のような感じです。

① 目標売上高

 過去のデータがあれば、季節変動を含んだ目標とすべき売上高の設定が可能です。「去年の4月はこれだけ売れたのだから、今年の4月はこれくらい売ってやる!」と目標を定めると実現する可能性は高まります。

② 目標仕入高

 目標売上高が定まれば、目標仕入高も自然と定まります。如何に仕入れるかがせどりの重要課題ですから、最も重要な目標となります。

③ 仕入ルートの開拓目標

 従来の仕入ルートだけで目標仕入高に届かない場合は、新たな仕入ルートを開拓するなどの手段が必要となります。不足金額がはっきりしているため、商品の選択や仕入先の検討に迷うことはありません。

④ 仕入方針の決定

 仕入はせどりの重要課題ですから、仕入方針は最も重要な作戦だといえます。そして、仕入方針ほど経営者の性格が表れるものはありません。

 リスク中立的な経営者は資金効率を重視することなく、例えば一定金額以上の利益などで仕入判断します。その場合、仕入に踏み切る見込利益の基準を定める必要があります。例えば1商品当たり5,000円以上の利益が見込める商品を仕入れる、などです。

 一方、リスク回避的な経営者は資金効率を重視します。その場合、仕入に踏み切る見込利益率の基準を定める必要があります。例えば仕入原価に対して20%以上の利益が見込める商品を仕入れる、などです。

 それぞれに一長一短がありますから善し悪しの判断はできませんが、自分の勝ちパターンでブレずに仕入判断できるような基準を定めることが重要です。仕入方針にブレがあると安定して稼げないからです。

 第3回の投稿で皆さんに月次決算を勧めましたが、月次決算で作った帳簿を業績判断だけに使うのは勿体ないです。むしろ、月次決算で帳簿を作る究極の理由は経営戦略の策定にあります。

 経営戦略は事業の成長を加速させます。また、判断のスピードが上がって時間的な余裕が生まれます。時間的な余裕をもってせどり事業を成長させる作戦が経営戦略なのです。