
財務定量モデルはデフォルト確率を推定するモデルです。デフォルトとは債務不履行のことで、実質的に企業破綻を意味します。
財務定量モデルは、理論的にデフォルト確率を導くのではなく、統計的にデフォルト事象と関連の深い複数の財務指標を照らし合わせることでデフォルト確率を推定します。
デフォルト確率が低ければ信用格付は高く、デフォルト確率が高ければ信用格付は低くなります。
財務定量モデルの精度はデフォルト事象と関連の深い財務指標の選択に依存しています。つまり、デフォルト事象と関連の深い財務指標が明らかになれば、財務定量モデルの本質が分かります。