仕訳登録の基本テクニック【マネーフォワードクラウド会計・クラウド確定申告】

連携サービスから入力

マネーフォワードでは、「連携サービスから入力」画面において自動仕訳ルールが適用された連携データを確認・修正して仕訳登録するのが基本操作となる。

ホーム画面には連携させた口座が一覧表示されるが、その口座に未登録の取引がある場合は「未入力〇件」と赤く表示される仕様となっている。その赤い表示をクリックするとその口座の「連携サービスから入力」画面を開くことができる。

あるいは、次の操作で「連携サービスから入力」画面を開き、口座を選択する方法もある。
・自動で仕訳>連携サービスから入力>連携サービスを選択

「連携サービスから入力」画面の基礎知識

「連携サービスから入力」画面は最も利用頻度が高いので、その様式や機能を理解すると仕訳登録が効率的となる。

☐ 取り込まれるデータ
・取引ごとに、日付、金額、摘要テキストの3つのデータが取り込まれる
・日付は、発生日
・金額は、プラスが入金取引、マイナスが出金取引
・摘要テキストは、預金通帳の摘要テキスト、クレカの取引明細などが表示される

☐ 自動仕訳ルール適用の有無
・自動仕訳ルールが適用されている場合、勘定科目は白色表示される
・自動仕訳ルールが適用されていない場合、勘定科目は青色表示される

☐ 絞り込み検索が可能
・開始日、終了日を入力>検索をクリック → 期間による設定が可能
・金額指定 or 金額範囲指定>検索をクリック → 金額による検索が可能
・摘要欄にテキスト入力>検索をクリック → 摘要テキストで検索することが可能
・なお、絞り込み検索は重複して検索することが可能である(期間と金額など)

自動仕訳ルールの設定

仕訳登録の基本テクニックその1は、自動仕訳ルールの設定である。

マネーフォワードでは、取り込まれた摘要テキストが自動仕訳ルールに一致すると事前に設定された仕訳が表示される仕組みとなっている。そして、表示された仕訳を確認して登録するのが基本操作となる。

自動仕訳ルールは「連携サービスから入力」画面で仕訳登録すると自動的に設定される仕様となっている。実際の操作動画をYouTubeで確認してほしい。

マネーフォワードでは、「連携サービスから入力」画面で仕訳登録するだけで仕訳ルールが蓄積されるが、単純にルールを蓄積するよりもっと楽になる工夫の余地がある。そういった自動仕訳ルール設定の細かいテクニックは別の記事で紹介する予定である。この記事では、自動仕訳ルールを設定すると仕訳登録が楽になることを理解してもらえれば十分だ。

複数タブの同時利用

仕訳登録の基本テクニックその2は、複数タブの同時利用である。

マネーフォワードの弱点は、画面の切替に時間がかかることだ。しかし、複数タブを同時利用することでその弱点を補うことができる。実際の操作動画をYouTubeで確認してほしい。

・ホームを右クリック>新しいタブで開く

それぞれのタブはそれぞれ別の画面を開くことができる。一つのタブで画面を切り替えるのではなく、複数のタブで予め必要な画面を開いておけば画面切替の待ち時間が省略できるというわけである。

例えば次のように画面展開する。
・左のタブ>ホーム画面
真ん中のタブ>「連携サービスから入力」画面
・右のタブ>自動仕訳ルールの設定画面

使い方として、左のタブで未仕訳の取引がある口座を確認し、真ん中のタブでその口座の「連携サービスから入力」画面を開いて処理し、必要に応じて右のタブで自動仕訳ルールを修正するという要領である。

実際にやってみると分かるが、画面切替の待ち時間がない分、一つのタブで処理するより断然速い。

なお、複数タブを同時利用する際、ほかの画面での登録内容は自動的に反映されない。そのためには画面更新が必要なので注意が必要だ。一方、画面更新しなければ古いデータを保持できるということでもある。そういう使い方も知っておいたほうがいい。

複数タブの同時利用は使い慣れると実に効率的である。なお、複数タブの活用事例を別の記事で紹介する予定なのでそちらも参照してほしい。