ABL 債務者企業の義務 モニタリング対応


ABLに取組むにあたり、債権者(金融機関)が最も重視しているのが担保物件の管理(モニタリング)です。債務者企業は債権者のモニタリングに対応しなければなりません。

1. 売掛債権のモニタリング

債務者企業は、売掛債権に係る次のデータを毎月一定の時期までに、債権者(金融機関)に報告する必要があります。

  1. 月次ベースの売掛債権の発生金額、回収金額、残高

  2. 月次ベースの売掛債権の回収予定金額

  3. 月次ベースの売掛先ごと債権残高

また、債権者(金融機関)が担保情報の正確性を確認するために、不定期で立ち入り検査を行うことがあります。債務者企業はこの立入検査にも対応する必要があります。

2. 在庫のモニタリング

債務者企業は、在庫に係る次の項目を毎月一定時期までに、債権者(金融機関)に報告する必要があります。

  1. 製造工程別(原材料、仕掛品、半製品、完成品)の残高

  2. 商品の種類別の残高

  3. 保管場所ごとの残高

  4. 担保不適格商品の残高

  5. 保管場所の新設、変更があった場合、その内容

債権者(金融機関)は、在庫の実在確認のため年一回以上実地棚卸を実施します。債務者企業は実地棚卸に対応する必要があります。